Violin 🎻 Russian Style blog

オイストラフの流れを汲むロシア流の奏法についての研究・考察と実践方法の研究をしています

ロシア流の奏法って何だ?

ロシア流の奏法を広めたいと言いつつ、ロシア流の奏法って何だ?と思いますよね。

 

検索してもいくつか流派があって、、、とか弓の写真が載っている程度でもっと深く追求されているものが見当たりませんでした。

 

なので私なりに解説します。あくまで個人の意見です。

師匠の師匠であるオイストラフの素晴らしい奏法を独自に解説できたらと思います。

 

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弓の持ち方1

指がだいぶ斜めに傾いているのがわかるかと思います。

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弓の持ち方2



弓の先に来ると薬指と小指が離れてこのくらいまで傾きます。

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弓の持ち方3

師匠のフェイギン先生に度々言われたことは、人差し指と中指の、第一関節と第二関節の間の部分での「コネクション」です。

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弓の接地面

この部分で弓が弦に接する力を加減するのです。

これをフェイギン先生が「コネクション」と言っていたので、ここでも「コネクション」と表現していきたいと思います。

 

基本の持ち方として、親指と小指は丸くしてなければなりません。

微妙な弓のコントロールをするのに伸びたり反ったりしていると手が硬直してしまい、柔軟なコントロールできなくなるからです。

 

つづく